前回の記事、なぜか公開設定をミスって年を越してしまいました……あけましておめでとうございます。今年も細々とやっていくのでよろしくお願いします。

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今回紹介するのはHCKより販売されている「Litz PS Pro 8core」ケーブルです。前回紹介したケーブルの8芯アップグレード版ですね。

購入はAliExpress(旧HCK) / AliExpress(新HCK) / Amazon より。Amazonの在庫は不安定なので出来るだけAliExpressでオーダーすることをおすすめします。

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前回紹介した4芯純銀線の8芯アップグレード版ということで大きな変化はありません。

「MMCX/0.78mm2pin/QDC2pin/NX7(TFZ)2pin」のコネクタ四種、「2.5/3.5/4.4mm」のプラグ三種の計十二種のバリエーションが存在することもLitz PSと同様です。値段も大幅に上がっているわけではないので基本的にはコチラを購入することをおすすめします。

2pinとmmcxのモノをオーダーしましたが、最近のHCKで採用されている銀メッキ調のコネクタのため、特に精度面での問題は感じませんでした。

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『このケーブルにリケーブルした際に感じた音の変化等ですが、

・全体的に音が細くなる。低域は少し目減りした感じがする。一方、どこかの音域の主張が激しいとか、そういった感じはしない。そういう意味では派手さの出ないケーブルかもしれない。
・ボーカル帯が多少近くなった気がする。その前に使っていたケーブルとの差が激しいと余計にそう感じるかもしれない。
・中~中高域の響きが良くなる。個人的にはピアノのような楽器と相性が良いと感じた。
・4芯だが細いので少し頼りないのがマイナスポイント。コネクタ周りが断線しそう。値段が値段なので使い潰すにはいいかも。』

と4芯のときにレビューしていましたが、本数が増えた影響は大きかったです。

・音が細くなる感触は本数が増えたためかなり改善された。そのため、低音の目減りはそこまで感じられなかった。無いわけではないが……

・本数が増えた影響としては、銀線らしさがより感じられるようになった。
中~中高域の響きが良くなる傾向については変わらず。

・8芯の編み込みがかなり綺麗で見た目もかなり良くなった。4芯のときの頼りなさがなくなり扱いやすくなったことも個人的には大きい。

・この金額なら買いのケーブルかな、と思う。綺麗だし。

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値段が安いし綺麗だし買いのケーブルですね。本当に。

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現在はKZ ZAXにつけています。Nomad N1にも試してみましたが、低域の細さが少し気になって外してしまいました。中高域寄りのシングルダイナミックやハイブリッドにはかなり相性がいいケーブルだと思います。

それでは、なにかあれば@BiTn_audioへお願いします。DMも開放しているのでお気軽にどうぞ。